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HOW TO

STEP 2

導入を検討する

自動化設備導入の第一歩。自動化の目的を明確化するための考え方

2023.01.24

目的整理・現状整理

2010年頃から物流領域の人手不足が叫ばれるようになり、様々な物流事業者が業務の自動化に取り組んでいます。
しかしながら、すべての会社にとって、自動化は本当に必須なのでしょうか?
今回は、自動化の目的を明確化することの重要性を解説していきます。

目次

  1. そもそも自動化するとはどういうことか
  2. 設備導入の前に、まず考えるべきこと
  3. 投資と効果、回収期間の試算方法
  4. まとめ

そもそも自動化するとはどういうことか

物流業務を自動化することの本来の目的は、省人化や効率化によって人手不足の問題を解消したり、コストを削減することでよりよいサービスを提供できるようにすることですが、近年では物流自動化が世の中的なトレンドとなっていることもあり、「自動化」という手段が目的化してしまうケースがあります。

効果が出るかどうかの検討は後回しになり、「とりあえず世の中の流れに乗って自分たちも自動化設備を導入したい」と考えて設備導入した結果、想像よりも人員を削減することができず、導入した意味がなかった、という事態に陥りがちです。

また、日本企業は、物流自動化の投資を小さく始めたがる傾向にあり、「まずは数台だけ導入」という始め方をする企業が多いです。しかしながら、実際には自動化で効果を出すためには物量のボリュームが必要なため、小さく始めた結果、導入後の検証で「効果が出ない」という結論に至るケースも多く存在します。規模の大小はあるものの、「最大限」の自動化導入、というマインドセットがカギとなりますが、これが認識されていないケースがほとんどです。

しっかり効果を出すために、何のために・どのくらいの規模で自動化設備を導入していく必要があるのかをあらかじめ把握していることが重要です。

設備導入の前に、まず考えるべきこと

まずは設備導入に向けて本格的に動き出す前に、投資額と得られる効果を試算してみることで、設備を導入すべきかどうかはある程度判断することができます。 マテハンメーカーに闇雲に声をかけて打ち合わせや視察、見積依頼などに付き合ってもらう前に、まずは最低限、自分たちで自動化を本当にやる意味があるかどうかを考えておくことで、双方にとって無駄な時間を消耗することがなくなり、より効率的に話を進めることができるでしょう。

また、あらかじめ削減効果と回収期間を試算しておくことにより、導入後に「想定していた試算どおりに効果が出ているのか」という検証を正しくできるようになります。

設備導入後には、社内で導入効果があったのかを報告する必要があるかと思いますが、「そもそもどのくらいに効果を出す目的で導入したのか」が明確でない限り、効果を正しく検証することはできません。

投資と効果、回収期間の試算方法

それでは、どうやって投資額と得られる効果を試算していくのか、解説していきます。

まず、「投資」=「自分の会社がその設備のためにいくら出すことができるのか」と考えます。設備にかけられる自社の予算をあらかじめ確認しておきましょう。「効果」とは、「設備導入の結果、削減できるコスト」です。ここでは、1年あたりの効果で試算していきます。

そして、「投資に対して、何年で元が取れるか」という考え方が「回収期間」です。投資額÷効果(年間削減額)=回収期間となります。

一般的には、物流設備に対する回収期間は7年以内くらいであることが投資基準とされます。
計算について、具体例で示してみると、以下のようになります。

■AGVを導入するケース

投資額:AGV100台 本体+制御システム等あわせて5憶円
効果:(時給1600円×8時間×週6日×4週間×12か月)×28人削減*= 1億500万円
回収期間:5憶円÷1億500万円=4.7年 →4.7年間で、元が取れるため、AGVを導入した方が良い、という結論。
※以下前提をもとに試算

・日次出荷pcs数:32,000
・稼働時間:8h
・現状の生産性:84pcs/h
・設備導入後の生産性:200pcs

※削減人数の計算方法
現状の必要人数=32,000pcs÷8h÷84pcs=48人
設備導入後の必要人数=32,000pcs÷8h÷200pcs=20人
削減人数=48人-20人=28人
自動化設備の本体+制御システムの価格や、導入後の生産性は、メーカーのホームページの製品情報などから目安の値を収集できます。

まとめ

自動化設備導入において大切なことは、「導入によってどのくらいの効果を得たいのか」という目的を明確化しておくこと、導入後にその目的に対する効果測定が適切にできることです。

是非参考にしていただければと思います。

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