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自動化設備を連携したい!メーカーとのコミュニケーションにおける課題と解決策

2024.03.01

プロジェクト管理

従来、物流の自動化は、工程ごとの作業を自動化設備やロボットに置き換えるだけでした。現在では、技術の発展により複数の自動化設備および工程間をシームレスに繋げられます。

例えば、自動倉庫からコンテナが出てきて、アームロボットがコンテナから商品をピッキング。アームロボットはかご車に商品を積みつけて、かご車をAGVが運ぶといった運用が可能です。

自動化設備導入における投資金額や生産性の問題がクリアできれば、商品の入庫から出庫まで倉庫内作業を一貫して自動化できるほど、ソリューションは出揃いつつあります。

一方で、さまざまなメーカーから便利なソリューションが開発・販売されているために、いくつかの自動化設備を連携するにあたって、複数メーカーとのコミュニケーションが必要になることは珍しくありません。

この記事では、複数メーカーとのコミュニケーションについて、課題感とその重要性、解決方法を解説します。

目次

  1. 複数メーカーの自動化設備を連携する際の課題
  2. 複数メーカーとのコミュニケーションの重要性
  3. 複数メーカーとのコミュニケーションを解決する物流エンジニアリング会社
    1. 物流エンジニアリング会社に委託できる内容
    2. 物流エンジニアリング会社に相談するタイミング
    3. 物流エンジニアリング会社の料金体系
  4. 複数メーカーの自動化設備を連携する際は物流エンジニアリング会社を検討しよう

複数メーカーの自動化設備を連携する際の課題

複数メーカーの自動化設備を連携するには、メーカーの壁を超えたコミュニケーションが必要になります。

さてピッキングロボットはA社、搬送に用いるAGVはB社、保管する自動倉庫はC社となった際に、取りまとめは誰が行うのでしょうか。もちろん何の策も取らなければ、ユーザーが対応しなければならず、その際のコミュニケーションコストは軽視できません。

またA社、B社、C社の工程間のつなぎ目で、メーカー同士がどのようなデータのやりとりをするかといった技術面の調整も含みます。知識やノウハウの不足が円滑なコミュニケーションの妨げになる可能性があるでしょう。

ユーザーからすれば難易度が高いため、メーカーをまたがないように、大手マテハンメーカーの製品ラインナップから選べるものを選ぶという選択をする企業も散見されます。しかしそれでは、選択肢の自由度が低くなってしまいます。

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複数メーカーとのコミュニケーションの重要性

難易度が高い複数メーカーとのコミュニケーションですが、物流センターの自動化を成功させるために避けて通れません。なぜなら複数自動化設備の連携にあたって、設計段階で能力のバランスを調整することが重要だからです。

例えば90人がピッキング作業をしている現場に対して、梱包作業には10人のスタッフしか配置していない現場は、梱包の工程で作業が詰まってしまいます。同様のミスマッチが起こらないように物流センターを自動化する際には、能力のバランスをあらかじめ均等に設計することが肝要です。

導入・稼働後に自動化設備の能力を調整するのは、スタッフの人数を調整するように容易ではありません。場合によっては「梱包機を一台追加購入する」「作業ラインを増やす」といった対応に追加資金が必要になってしまうケースもあるでしょう。

「前工程の能力が弱すぎて、後ろの工程の能力が使いきれない」あるいは「前工程の能力の能力が強すぎて、後ろの工程が滞留してしまう」といったことが起こらないようにしなければなりません。そのためには、設計段階で齟齬のないコミュニケーションを心がける必要があるのです。

複数メーカーとのコミュニケーションを解決する物流エンジニアリング会社

メーカー間のコミュニケーションにおける課題には、物流エンジニアリング会社の活用が解決手段のひとつとして挙げられます。物流エンジニアリング会社は、物流課題に対して適切なソリューションを提案し、物流センターの運用設計を支援する事業を行う会社です。

メーカーは自社プロダクトを中心に提案を進めますが、物流エンジニアリング会社は中立の立場でユーザーが実現したい運用設計をサポートしてくれます。

物流エンジニアリング会社に委託できる内容

物流エンジニアリング会社を活用した場合、具体的には次のような支援を受けられます。

・課題をもとにした自動化設備の提案
・見積もりの取りまとめ
・自動化設備に必要な能力の試算
・図面の書き起こし
・メーカー間におけるデータ送受信方法の取りまとめ

物流エンジニアリング会社は、各メーカーとの仲介役を務めてくれるため、ユーザーは必要に応じて要件の提示、情報提供、意思決定などに対応します。

また稼働後の保守も物流エンジニアリング会社に一任できます。トラブルが発生した際などの窓口が一本化されるため、効率的な運用が可能になるでしょう。

物流エンジニアリング会社に相談するタイミング

物流エンジニアリング会社の利用を検討するのであれば、早いタイミングがおすすめです。

個別でメーカーと相談を始めてからでは、手戻りになってしまう可能性があります。

どのように物流を自動化したいか考えたときに、複数の自動化設備導入が必要と気づいたタイミングで物流エンジニアリング会社に相談できると良いでしょう。

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物流エンジニアリング会社の料金体系

物流エンジニアリング会社は、ユーザーの希望にもとづく自動化設備をメーカーから仕入れて、販売します。物流エンジニアリング会社に対して、メーカーから上がってきた見積もりを合算。そこにエンジニアリングフィーを加算する料金体系が一般的です。相場を示すのは難しいため、予算との兼ね合いで検討してみてください。

複数メーカーの自動化設備を連携する際は物流エンジニアリング会社を検討しよう

複数メーカーの自動化設備を導入する際には、コミュニケーションコストがかかります。スムーズかつ的確にコミュニケーションを進めるために、物流エンジニアリング会社の活用を選択肢として持っておくと良いでしょう。導入から稼働後の保守まで、自動化設備に関わるコミュニケーションの窓口を一本化できます。

また物流センターの自動化を成功させるためには、自動化する工程以外の運用改善や人員配置も含めた業務全体の最適化を目指す必要があります。全体の最適化を目指すには自動化設備導入前に、現状分析を行い、将来像設計をしっかり立てることが肝要です。当社CAPESは、物流コンサルティング事業の一環として、投資効果を高めるセンター自動化企画支援を提供しています。

必要に応じて物流のエンジニアリング会社やコンサルティング会社を活用して、後悔のない自動化プロジェクトにしましょう!

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  • 選定
  • 要件定義
  • 導入
  • 自動化
  • 物流
  • 執筆者

    田中 なお

    物流ライター。青山女子短期大学を卒業後、物流会社に14年間勤務。倉庫の現場管理を伴う、事務職に従事する。その後、2022年にフリーライターとして独立し、物流やECにまつわるメディアで発信。わかりやすく「おもしろい物流」を伝える。
  • 監修者

    西尾 浩紀

    大学卒業後、ジュピターショップチャンネル、アビームコンサルティングを経て2015年モノタロウ入社。モノタロウではAGVピッキングシステムを始めマテハン設備を多数導入した国内最大規模の9万㎡の平屋建て物流センター立ち上げプロジェクトのマネージャーとして、業務プロセス設計から、総務・労務業務設計やスタッフ採用計画に至るまでの多岐に亘る業務設計をリード。センター稼働後はセンター長としてセンターマネジメントを実施。2018年株式会社CAPES設立。スタートアップから中小、大企業まで企業規模・ステージを問わず幅広く対応してきた実績を有する。特に自動化設備の導入・運用に関する豊富な知見を有し、EC物流の構築、物流センターの立ち上げ支援を得意とする。
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